⑤『腱鞘炎』の治療
出産後に多い体の悩みの一つである『腱鞘炎』。
『腱鞘炎』とは?
引用:ブルームカイロプラクティック
腱鞘炎とは、
腱の周囲を囲む腱鞘の炎症のことを言い、
特に手首に多い怪我です。
『腱鞘炎』は、患部の痛みや腫れ、可動域制限(動かしづらさ)が出てきます。
さらに、パソコン作業の多い人やピアニスト、作家さんなどの
手をよく使う仕事などに従事する人に多い怪我です。
さらに先ほどの話したように出産後の女性に多い怪我でもあります。
『腱鞘炎』に対する西洋医学の見解と治療法
出産後に赤ちゃんを抱っこしたりあやしたりする機会が多くなるため、
手首や腕の筋肉に負担がかかり、『腱鞘炎』を起こしやすくなります。
西洋医学的な治療法としては、
『イブプロフェン』などの抗炎症剤の内服や外用を行うのが主です。
症状がひどい場合は、ステロイド注射や腱鞘を広げるような手術を行うのが西洋医学的な治療ですが、
あまりお勧めできる治療はありません。
痛み止めや抗炎症剤はその場限りですし、
手術によって皮膚が縮みなばしづらくなるような人が多いからです。
『腱鞘炎』に対する東洋医学的な治療法
『腱鞘炎』に対する東洋医学的治療法(鍼灸・漢方薬治療)の
治療方針の決定の際に重要なのが
「その方の体質となぜ『腱鞘炎』になってしまったか(原因)」です。
なぜ『腱鞘炎』になったのか?
原因をはっきりさせ、治療に当たることによって
根本的な治療になり、
再発率も減らすことができるんです!!
それにプラスして何をしている時・した後に状態が
よくなるか、悪くなるか(増悪因子)などを聞いて
治療のヒントにしていきます。例えば、お風呂に入った後に状態が良くなれば
温める・巡りを良くする治療をしていきます。雨の日に悪化するようであれば
湿気の問題・気圧の問題を頭に入れて
治療していきます。
『腱鞘炎』を東洋医学的に考えると、
出産による体質の変化が重要になってきます。
- 出産によって『血』を多く失い、さらにエネルギー不足を起こす。
- 育児のよる心身のストレスによる
『腱鞘炎』がなかなかよくならない人は、
東洋医学的な見解も入れつつ、
治療していくと『腱鞘炎』の再発防止にもなりますし、
治療効果も期待できます。
『腱鞘炎』治療の具体的な流れ
⑴『腱鞘炎』の原因を突き止める
②・③で得た情報を元に『腱鞘炎』原因を突き止めていきます。
⑵『腱鞘炎』の原因に従って治療方針を決めていく
⑴『腱鞘炎』の原因によって治療方針を決めていき、
さらに患者さんに合わせた最適な治療法を選んでいきます。
まず、最適な『腱鞘炎』の治療法を提案させていただきます。
東洋医学的にこの二つがより『腱鞘炎』を起こしやすくしている原因だと考えます。
なので、『腱鞘炎』の治療ポイントでもある手首や腕周りはもちろんこと、
『血』を補うような治療、
『エネルギー不足』を解消するような治療・生活指導を行うと『腱鞘炎』を行います。
⑶実際に治療を行う
浦和にある『ワンダー鍼灸整骨院・漢方薬店』で
実際に行なっている
『腱鞘炎』に対する主な治療法を紹介します。
1.整体・マッサージ
『ワンダー鍼灸整骨院・漢方薬店』の
『腱鞘炎』に対する整体・マッサージは
まず、『腱鞘炎』に関与する筋肉がどんな状態なのか?
硬いのか筋肉量が少なすぎるのかを判断し、
硬い場合は緩めていきます。
『ワンダー鍼灸整骨院・漢方薬店』では
30年培ってきた経験と知識を元に
中国の『推拿』
日本の『指圧』
アメリカの『マッサージ』を融合したオリジナルのマッサージ・指圧を駆使して
普通では届かない深層の筋肉や筋膜も緩めていきます!そして緩めた後に患者さんの体の状態を診て
歪みを調整していきます。
2.鍼灸治療
『ワンダー鍼灸整骨院・漢方薬店』の
『腱鞘炎』に対する鍼灸治療は
一本の鍼で良くなることがしばしばあります。
ただし、日常生活で手を使うような動作をセーブしてもらいつつ、
何回か通っていただくことによって回復がスムーズにいきます。
なので、反対に治療をしていても良くなったからといって無理をすると、
すぐに痛みが再発し、さらに前回よりもより強い痛みが襲うことになるでしょう!
脈やお腹、舌などを見て、
患者さんの全身の状態を的確に判断し、
ツボを選び、少数の鍼を使って患者さん一人一人に合わせた
オーダーメイドの治療していきます。