最近なんだか朝起きれなかったり仕事に集中できない、何となくやる気が出ないなどの症状が出たりしていませんか?
その症状もしかしたら『自律神経が乱れているサイン』かもしれません。
自律神経は『交感神経』と『副交感神経』の2つからなり人間が意図しない内臓の働きやホルモンバランスの調節などを行い健康に過ごせるようサポートをしてくれている神経です。
この『自律神経』生活異習慣の乱れやストレスなどにより簡単に乱れてしまうことがしばしばあります。
自律神経が乱れると様々な症状が生じ日常生活に支障をきたしてしまいます。
ですが自律神経が乱れて生じる症状は些細なものが多く疲れや気のせいとそのままにしてしまい症状が悪化してしまうケースがとても多いです。
そこで今回は最近何だか体がだるかったり今まで無かったような症状が出ている方向けに自律神経が乱れているかもしれない場合に体に生じるサインを紹介していきたいと思います。
●自律神経はどんな時に乱れやすい?
自律神経が乱れる原因はたくさんありますがどんな時に乱れやすいのでしょうか?
それは『過度なストレスを抱えている時』『生活習慣の急な変化』
この2つが圧倒的に多いです!
ストレスが溜まっていたり抱えている時は感情の変化が激しく自律神経が乱れやすいです。
考え込んでしまったりそのせいで他のことに無頓着になり生活習慣の乱れにも繋がりさらに乱れを加速させてしまいます。
生活習慣の変化や環境の変化は緊張感や違和感が影響し自律神経が乱れやすいと言われています。
新しい環境に馴染めずストレスを感じていると上記のようなストレスが原因にもなり乱れが加速してしまいます。
●自律神経が乱れているかもしれないサイン
◆朝起きると体がだるい、重たい
自律神経はお互いが協力し合う形で体をサポートしていますが特に就寝時と起床時はこの協力が大切です。
一日が終わり夜になりご飯を食べて入浴してゆっくりしていると自然と眠くなるものです。
これは副交感神経の作用で体を明日また元気に活動できるよう休めるために自然と作用します。
そして朝方になると交感神経が優位になり自然と目が覚め体を動かすためにリラックスモードからやる気モードになります。
自律神経が乱れるとこのごく自然にできていることに問題が生じます。
朝なかなか起きれなかったり起きてもボーッとして集中できなかったり眠気が取れずに仕事に支障をきたしてしまったりもします。
◆汗をかきやすかったり動悸がする
汗をかきやすい、特に手のひらなどに汗をかきやすい場合には自律神経が乱れている可能性があります。
手のひらに汗をかくことは精神発汗と言って精神的に緊張したりしている場合に起こりやすい症状です。
自律神経が乱れ交感神経が優位になっているとずっと緊張状態が続き手のひらに汗をかきやすくなります。
動悸に関しても同じようなもので交感神経が優位になりすぎると何も緊張していない状態でも動悸がしたり拍動が強く感じたりします。
◆焦りや不安な気持ちが続く
職場のストレスや人間関係などで強いストレスを感じていると焦りや不安感を強く感じるようになります。
うまくストレス発散したり気持ちを切り替えられれば問題ありませんがネガティブな気落ちが続いたりしている場合には自律神経の乱れが関係しているかもしれません。
◆すぐにイライラしてしまう
自律神経のバランスが崩れて交感神経が優位になりすぎているとちょっとしたことでもイライラしたり精神的に不安的になってしまうことがしばしばあります。
イライラから睡眠不足になったり人間関係がこじれてさらに乱れを加速させてしまうかもしれません。
◆頭痛や肩こりが続く
これも交感神経が優位になり過ぎていると起こりやすい症状で常にイライラしたり気を張っているせいで肩や首に力が入り周囲の筋肉が過剰に緊張し血管を圧迫したりして頭痛や肩こりが生じます。
この頭痛や肩こりが長く続くと症状が長期化して慢性的に頭痛や肩こりが生じてしまうようになってしまいます。
◆眠れない
これは初めに書いた朝起きれなことと似ていますが自律神経の乱れを示唆している症状です。
夜になっても交感神経が優位でリラックスモードになれず眠気が来なかったり不安なことや焦りから考え込んでしまい全く眠れないようなことが多いです。
このような症状が2つ以上当てはまる場合には自律神経が乱れているサインかもしれません。
そのままにしていたりすると症状が長期化してしまったり他の疾患の引き金になってしまうこともありますので注意が必要です。
自律神経失調症にもタイプがいくつかあり症状によって治療法も変わってきます。
自律神経失調症のタイプを見分ける記事も当院のHPに記載していますのでご参考にして下さい。
●自律神経の乱れは自分で改善!
自律神経が乱れる原因はたくさんあり上記したように症状や兆候も様々です。
ですが一番良くないのは気がついてるけどそのままにしていることです!
先程のサインを見ていくつか当てはまるけど何をしたらいいかわからない場合も多いと思います。
病院などで診察を受けることも大切ですがサインが出ている程度の今なら自分自身で改善できるケースも多いです!
いきなり薬などに頼らずにまずは自分自身の生活を見直しセルフケアから行ってみましょう🌱
●まとめ
今回は自律神経が乱れているときに生じやすい体に生じるサインを紹介しました。
最近体に変化を感じていたり何となく体がだるかったり睡眠をしっかり取れている気がしないなどの事がある方はもしかしたら自律神経の乱れが原因かもしれません。
自律神経は繊細な神経で乱れやすく乱れ始めると様々な症状が起こりますが放置せずにしっかり初期の段階で自分の体の状況を理解して改善するようにしましょう。