雨が降る前や降っている時、頭痛に悩まされたご経験はありませんか?
天気と自分の体調には何も因果関係が内容に思われる方もいますがそんなことはありません。
頭痛だけでなく、肩こり、腰痛、むくみなどその症状は人によって違うのです。
ここでは、なぜ雨が降る前に頭痛が起きるのか、そしてその対処法について東洋医学の観点からご説明します。
なぜ雨の降る前に体調が頭痛が起きるの?
まず東洋医学で大事な考え方が一つあります。
それは、体にある水分がたまりやすいかどうかは、その時の湿度が影響しているということです。
私たちの体は、それぞれの部位にその分の水分がたまっています。
それが外気の影響で、その水分が多くなったり、少なくなったりするのです。これにより体の機能が一部低下します。
頭痛が起きる原因は、頭に必要以上の水分がたまってしまったため、パフォーマンスが落ちてしまったということなのです。
雨が原因の頭痛が起きた時の対処法とは
東洋医学的に体の水分が多いか少ないかが原因でパフォーマンスが発揮しやすいかが変わってくることをお伝えしました。
体の水分を元通りにするにはどうすればよいのでしょうか。
次の対処法を試してみてください。
水分をこまめにとるようにする
水分は水分でも、排出しなければいけない水分もあります。
体内を常に綺麗な状態にすることでストレスなく過ごすことが可能です。
体の循環をよくするためにも、「もしかしたら体調悪いな…」と感じたら、こまめに水分を取るようにしましょう。
適度な運動をする
適度な運動も、体から余計な水分を出すことができます。
体内を温めることで、体の機能を活発にすることができるで是非実践してください。
先ほどご紹介した、「水分をこまめにとる」ということもセットで行うことで、体のストレスも和らぐこと間違いなしです。
食生活を改める
人によって趣味嗜好が違うので、好物も当然異なります。
最近、偏食になっていませんか?
同じものを何度も食べたりお菓子やアイスばかり食べたりすると、体内を余計に冷やしてしまうことがあります。
それにより体がむくんでしまうので、体の循環が悪くなってしまうのです。
なるべく偏食や間食は控えましょう。
おススメの食材は水分を多く含む野菜です。
きゅうりや冬瓜などのウリ科の野菜は利尿作用があるので、体の循環が良くなります。
ですが、これも食べ過ぎては身体を冷やしてしまう恐れがあります。
同時に身体を温める食材として、ショウガや身体が温かい食べ物と一緒に食べることで、バランスよく体内を整えることができます。
ポイントは、体の循環を良くしながら、体内を温めるということです。
それでも身体がだるいと感じてしまう人に向けた漢方とは
今あげた三つを継続的に行ったとしても、体調が優れない人もいることでしょう。
そういったときは、是非漢方の力も試してみてはいかがでしょうか。
漢方は種類が豊富なので、必ずしもすべての人に当てはまるわけではありませんが、
頭痛や体内循環を良くするおススメの漢方をご紹介します。
五苓散(ごれいさん)
五苓散とは、体内の循環をよくする働きがある漢方です。利尿作用や余計な水分を出すため効果が期待できます。
そのため、水分をとってから五苓散をのむことで、効果があります。
呉茱萸湯(ゴシュウトウ)
激しい頭痛の時におススメの漢方です。
冷え性の人や、繰り返し片頭痛がある人に有効的で、体内で低下した手足の機能を芯から温めることで徐々によくなります。
また、のむ前に知ってほしいのが、この漢方はとても苦いです。
効果が強い分、意思の安全第一で考えるのであれば、意思の相談の元使うようにしましょう。
まとめ
身近によく起こりうる体調不良は、以外にも身近なところに答えがあります。
『よく水分をとること』、『適度な運動』、『食生活の改善』はどれも当たり前のようなことですが、続けることの難しさを誰もが実感していることでしょう。
雨が降る前の低気圧の影響でストレスになる人もいますが、この記事に書いたことを実践することで、日頃から継続的にパフォーマンス能力が向上していくはずです。
それでも改善しなかったり体の調子を診てほしかったりする人は
いつでも当院にお越しくださいませ。