『鍼灸は何に効くのですか?』『痛くないですか?』など、
鍼灸治療を受けたことのない人、もしくは興味はあるけど疑心暗鬼な方のためによくある質問を集めました。
これから受診される方は、ぜひ参考にしてください。
Q.1 鍼灸とは?
A 鍼灸とは、『鍼』と『お灸』を合わせた言葉でその二つを組み合わせて様々な治療を行います。
その業を行う人のことを『鍼灸師』と言います。
Q.2 鍼灸って資格が必要なの?
その『鍼灸』の業を行う『鍼灸師』になるには、
厚生労働省が定める専門学校に3年間以上通って『国家試験』に合格しないと
『鍼灸』の業を行うことができません。
Q.3 鍼灸治療って自然治癒力がアップするって聞いたことあるけどなぜ?
鍼灸治療が今ある痛みや病気に対して効くのは自然治癒力、免疫力のアップのためとも言われています。
その自然治癒力、免疫力アップには、
お灸の熱さがとても効果的です。
[talk words=”昔の人はお灸の熱が効くということを経験から知っていたのですね。やはり、昔の人の知恵にはびっくりさせられます!!!” avatarimg=”http://shinkyu-wonder.co.jp/wp-content/uploads/2016/12/cropped-papi01-e1481880644621.png” name=”ワンダくん”]
今は火傷をさせるほどのお灸をすることは少なくなりましたし、
家で自分で行う『セルフお灸』が最近女性に人気のようですね。
Q.4 鍼灸治療はいつの時代から行われているの?
現在、日本国内で行われている鍼灸治療の原型は、
旧石器時代から行われていたようです。
Q.5 鍼灸ってどんなことするの?
鍼灸治療とは、
鍼とお灸をで体のツボを刺激して、
体全体の気血の巡りを整えることによって、
人間の本来持っている『自然治癒力』を引き出し、
痛みや病気を治す治療法のことです。
使う道具は、
髪の毛ほどの細い鍼と
ヨモギの葉から精製したもぐさを用いて
必要な箇所に治療を行なっていきます。
Q.6 鍼灸治療は子供でも大丈夫?
はい!もちろん大丈夫です!
鍼灸治療は体に優しい治療と言われています。
さらに刺さない鍼というのもあり、
それを小児鍼といい、
その鍼で撫でたり、摩ったりして治療を行います。
疳の虫や夜泣き、体のムズムズ感などに効果があると言われています。
Q.7 鍼灸ってどんな人に向いているの?
「鍼灸治療が合う人」「合わない人」・・・そういう話題を聞くことがありますが、
基本的に鍼灸治療が効かないという人はいません。
ただし、その施術者との相性によって効く・効かないが分かれたり、
もちろんその施術者の技量も関係しています。
さらにいうと、
症状や年齢によって効き安さなどはあります。
ですので、整体・カイロプラクティック・整骨院などで、
症状の改善が見込めなかった怪我や病気で一度近くの鍼灸院に行ってみてもいいと思います。
Q.8 鍼灸治療ってどんな病気・怪我に効くの?
一概どの病気に聞くとは言えないが、
WHO(世界保険機構)がこれだけの鍼灸治効を認めています
- 神経系疾患
- ◎神経痛・神経麻痺・痙攣・脳卒中後遺症・自律神経失調症・頭痛・めまい・不眠・神経症・ノイローゼ・ヒステリー
- 運動器系疾患
- 関節炎・◎リウマチ・◎頚肩腕症候群・◎頚椎捻挫後遺症・◎五十肩・腱鞘炎・◎腰痛・外傷の後遺症(骨折、打撲、むちうち、捻挫)
- 循環器系疾患
- 心臓神経症・動脈硬化症・高血圧低血圧症・動悸・息切れ
- 呼吸器系疾患
- 気管支炎・喘息・風邪および予防
- 消化器系疾患
- 胃腸病(胃炎、消化不良、胃下垂、胃酸過多、下痢、便秘)・胆嚢炎・肝機能障害・肝炎・胃十二指腸潰瘍・痔疾
- 代謝内分泌系疾患
- バセドウ氏病・糖尿病・痛風・脚気・貧血
- 生殖、泌尿器系疾患
- 膀胱炎・尿道炎・性機能障害・尿閉・腎炎・前立腺肥大・陰萎
- 婦人科系疾患
- 更年期障害・乳腺炎・白帯下・生理痛・月経不順・冷え性・血の道・不妊
- 耳鼻咽喉科系疾患
- 中耳炎・耳鳴・難聴・メニエル氏病・鼻出血・鼻炎・ちくのう・咽喉頭炎・へんとう炎
- 眼科系疾患
- 眼精疲労・仮性近視・結膜炎・疲れ目・かすみ目・ものもらい
- 小児科疾患
- 小児神経症(夜泣き、かんむし、夜驚、消化不良、偏食、食欲不振、不眠)・小児喘息・アレルギー性湿疹・耳下腺炎・夜尿症・虚弱体質の改善
さらに日本でも、
保険が効く疾患もあり、
- 神経痛…例えば坐骨神経痛など。
- リウマチ…急性、慢性で各関節が腫れて痛むもの。
- 腰痛症 …慢性の腰痛、ギックリ腰など。
- 五十肩…肩の関節が痛く腕が挙がらないもの。
- 頚腕症候群…頚から肩、腕にかけてシビレ痛むもの。
- 頚椎捻挫後遺症…頚の外傷、むちうち症など。
その他これらに類似する疾患などが保険の対象になっています。
Q.9 鍼灸治療の後はお風呂に入っても大丈夫?
はい!大丈夫です。
しかし、炎症や化膿がある場合は除きます。
その場合は、担当している鍼灸師が必ず指導すると思いますので、
心配することはあまりありません。
Q.10 鍼って金属アレルギーの人でも大丈夫?
ワンダー鍼灸整骨院で使用している鍼は、
ステンレスで主で、必要な時に銀鍼を用いますが、
ステンレスは鍼は腐食しにくくアレルギー反応が出にくい金属なのです。
なので、アレルギーがあるような人でもワンダー鍼灸整骨院で、
アレルギーが出るようなことはありません。
なので、どうぞご安心ください。
Q.11 鍼灸治療の後はお酒を飲んでもいいの?
鍼灸治療を受けた後は、
血流が良くなっているので、酔いやすいので気をつけて飲んでください。
基本的には治療効果に影響はないですが、
人によっては飲酒をススメルことができない人もいないので
そこは注意してください。
それに飲酒した後の鍼灸治療は避けてください。
Q.12 鍼って痛いの?
通常使われる鍼は髪の毛とほとんど同じ太さですので、
ほとんど刺入時の痛みはありません。
たまに「チクっ」とした痛みがありますが、
その時は施術者に遠慮なくお申し出ください。
刺入時よりも鍼の効いた時の「ズーン」とした
重い感じがするかもしれませんが、
それもあまりに強く感じ我慢できないようでしたら、おっしゃってください。
Q.13 お灸って熱い?
昔の人は、私のおばあちゃんの頃は、
「行儀の悪い人には、お灸を据えるぞ!!」と言われた頃もあったように
お灸とは怖いイメージがある方も多いと思いますが、
基本的に最近のお灸は熱くないです!
時には、熱いお灸も必要な時もありますが、
その時はしっかりと申しますので心配ありません。