お腹・腰痛の症状

腰痛の原因となる主な11個の病気・疾患と一般的な対処法・治療法

腰痛ってものすごく身近なものですよよね?

なのに、
「腰痛自体がどんなものなのか?」

「あなたの腰痛がどんなもの疾患・病気から来ているのか?」

はたまた
「腰痛を起こす病気・疾患のことってあまり知らないですよね?」

ですので、
今回は『腰痛の原因となる11個の主要な病気・疾患』について話していきます。

腰痛の原因となる主な11個の病気・疾患

腰痛の原因となる身近で主要な病気・疾患を紹介します。

1.非特異的腰痛
2.ギックリ腰(急性腰痛)
3.腰椎椎間板症
4.腰椎椎間板ヘルニア
5.腰椎分離症、腰椎分離すべり症
6.腰椎すべり症
7.腰部脊柱管狭窄症
8.変形性腰椎症
9.骨粗鬆症
10.成人脊柱変形(腰椎変性側湾症)
11.心因性腰痛症

などが一般的に見られる主な腰痛の原因となる病気・疾患です。

次は、各々の特徴などを紹介していきます。

1.非特異的腰痛(原因不明の腰痛)


引用:腰痛ラボ

特異的腰痛とは、
症状や診察の所見、画像所見(CT、WRI、エックス線)などから
腰痛の原因と部位を特定できるものを言います。

その反対が『非特異的腰痛』ので、
症状、画像所見(CT、WRI、エックス線)でも
特定できないものを言います。

なんと!!!

腰痛の80%は、『非特異的腰痛』と言われており、
特定できないものがほとんどなんです。

それに画像診断などを行なって病院で
「〇〇病です。」と、言われてもその疾患・病気が、
直接腰痛の原因となっているか、分からないというのが
本当のところです。

しかし、最近では画像検査で明らかな異常がある『器質的疾患』だけでなく、
画像検査では明らかな異常がないが、機能障害があるものを『機能的疾患』と言い、
その研究も進んで来ているので、
あらゆる治療法ができて来ています。
[talk words=”今後の医療の発展が楽しみですね。” avatarimg=”http://shinkyu-wonder.co.jp/wp-content/uploads/2016/12/cropped-papi01-e1481880644621.png” name=”ワンダくん”]

『機能的疾患』『非特異的腰痛』は違うので、ご注意を!!

《一般的な対処法・治療法》

・特定できないため対処法・治療法も特に決まっていない

2.ギックリ腰(急性腰痛)


引用:りんご治療院

多くの人が経験する
急な腰痛で激痛が走り、動けなくなるものを『ギックリ腰』と言います。

急性腰痛の総称をヨーロッパでは、「魔女の一撃」と言い、
恐れられています。

《一般的な対処法・治療法》

・痛みが強く、動くのもやっとな時は安静にしているのが一番!

・痛みを和らぎ、ある程度動けるようになってきたら、牽引療法と運動療法

3.腰椎椎間板症


引用:坐骨神経痛治療専門サイト

背骨は「椎骨」という骨とその間に挟まれている「椎間板」というものが
積み重なってできています。

その「椎間板」の中央には「髄核」というゼラチン状の弾力性に富む部分があります。
その「髄核」が背骨にかかる衝撃にを吸収できずに押しつぶされて、
腰痛を引き起こすことがあります。

これを『腰椎椎間板症』と言います。

腰に負担がかかる生活が長く続けば、悪化して、
『椎間板ヘルニア』になってしまいます。

《一般的な対処法・治療法》

・長時間同じ姿勢でいることをやめ、
デスクワークが多い方は30分に2〜3分は体を動かしましょう!

・体操やストレッチをすることで対処できますが、
放っておいて悪化すれば手術することになる甘く見ると怖い病気です。

4.腰椎椎間板ヘルニア


引用:医療法人財団 岩井医療財団

椎間板の弾力性がなくなって中にある「髄核」が外に飛び出した状態を
『腰椎椎間板ヘルニア』と言います。

ですので、先ほど説明した『腰椎椎間板症』の進化系とも言えます。

《一般的な対処法・治療法》

『腰椎椎間板ヘルニア』は発症する部位によっても対象法・治療法が異なりますが、
通常は保存療法で軽快していくのですが、
腰部にある神経の束が強く圧迫されて発生する
『馬尾神経症候群』と呼ばれる症状が現れると危険で、
排尿・排便障害が出た場合は緊急手術必要になるので甘くみてはいけません!!

5.腰椎分離症、腰椎分離すべり症


引用:『腰』の痛み全解説

『腰椎分離症』とは、
脊椎を構成している椎骨の後ろの方にある「椎弓」の
関節突起と言われる部分が、本来繋がっているはずの骨が、
絶たれてしまっている状態をいい、そのために腰痛を引き起こしています。

その『腰椎分離症』を放っておくと、
分離している骨が前方に移動してしまい、
そのことを『腰痛分離すべり症』と言います。

『腰椎分離症』『腰痛分離すべり症』はスポーツをしている
子供や若年者に多いので親御さんは、子供が
「腰が痛い!」と行ったらすぐに病院に行って検査してもらいましょう!!

さらに怖いのが、『腰椎分離症』『腰痛分離すべり症』
運動している時は痛くても家に帰ると痛みがなくなっていることも多く、
放置されがちで、ひどくなってから発見されることが多いので、十分注意しましょう!

[talk words=”子供は正直ですが、我慢してしまう子供も多いので
少しでも違和感を感じたら病院に行きましょう!” avatarimg=”http://shinkyu-wonder.co.jp/wp-content/uploads/2016/12/cropped-papi01-e1481880644621.png” name=”ワンダくん”]

《一般的な対処法・治療法》

早い段階での治療であれば保存療法で骨がくっつくことも多い。

成長期は組織が弱く、傷つきやすいが治癒も早いのが特徴。

中年期以降は組織の廊下や劣化が目立ち、
回復も遅いので慢性化しやすいのが特徴。

・両方とも早期発見が重要!!

・腰を反らすようなことはなるべくしない!

・運動をして痛みが続くようであれば、即中止!

6.腰椎すべり症


引用:中島整骨院

ここの「椎体」をつなげている部分が分離して滑ってしまうことを
『分離すべり症』と言いましたが、
分離はせずに椎体同士の間にある椎間板や椎間関節が老化などによって、
変性し、ずれてしまったものを『腰椎すべり症』と言います。

『腰痛分離すべり症』は子供に多いと言いましたが、
『腰椎すべり症』は変性によって起こることが多い病気ですので、
中年以降に多く、腰の曲がった高齢者にも多くみられます。

《一般的な対処法・治療法》

・『腰椎すべり症』はレントゲンなどですぐにわかるので、
まず、可能性を感じたらすぐに病院で検査しましょう!

「馬尾神経」が圧迫されると腰痛の原因になりますし、
ひどくなると長時間立ったり歩いているだけでお尻や太ももまで
痛みが出てきしまいます。
少し休むと軽減するのもこの『腰椎すべり症』の特徴です。

・基本は保存療法で大丈夫ですが、慢性化して、
痛みや痺れが全然改善されない場合は手術も検討します。

7.腰部脊柱管狭窄症


引用:社会福祉法人 恩賜財団 済生会

「脊柱管」とは、
脊髄が通る背骨の中にあるトンネルのことで、
年齢を重ねると、椎骨と椎間板が変性したり、
靭帯が熱くなることによってこのトンネルが狭くなってしまします。

それにようって神経が圧迫され、腰痛の原因となり、
このことを『腰部脊柱管狭窄症』と呼びます。

この病気も骨や靭帯の変性によって起こることの多い病気ですので、
中年以降に多い病気です。

そして、『腰部脊柱管狭窄症』は腰痛の痛みはそれほど強くはなく、
背筋を伸ばしたり、反らすと痛みが強くなり、
体を丸めると楽になるのが特徴です。

《一般的な対処法・治療法》

・リハビリやコルセットをすることによって軽減する

・神経ブロック注射などの治療法もある

・歩行障害や日常生活に支障が出た場合や
排尿・排便障害が出た場合は手術の対象になります。

8.変形性腰椎症


引用:心とからだの健康相談室

これもまた効果減少により中高年に多くみられる代表的な腰痛の原因の一つで、
加齢によって椎間板の弾力がなくなり、薄くなることによって、
バランスの悪さを補おうとして、椎骨の角の骨が増殖し、トゲを作ること(骨棘)によって
腰痛を引き起こすものを『変形性腰椎症』と言います。

《一般的な対処法・治療法》

・「骨棘」自体は手術以外、治療法はないので、
それによって痛みが出ないような治療、
悪化しないような対処をして行なっていくのが一般的です。

・そのような治療法・対象法の中に運動療法があり、
無理のないように動かしつつ、
腰回りの筋肉をつけていくような運動をして行きます。

9.骨粗鬆症


引用:田辺製薬販売株式会社

『骨粗鬆症』は、
おもに、加齢によるホルモンの異常やカルシウム・マグネシウムの不足によって
骨密度が低くなり、骨がスカスカになっていく病気ですが、
これが直接、腰痛を引き起こすことは稀で、

衝撃や店頭によって骨折などを起こし、
それによって背中や腰の痛みを起こす原因となることが多いようです。

さらに今まで述べてきた病気・疾患とも併発していることが多いので要注意!

《一般的な対処法・治療法》

<骨粗鬆症なる原因>

  • 加齢
  • 遺伝的素因
  • 痩せすぎ
  • カルシウム不足
  • 栄養不足
  • 運動不足
  • 喫煙
  • アルコールや
    カフェインの過剰摂取
  • ステロイドの長期投与など

自覚的にこれらに当てはまるもの取り除くことが一番の治療法です!

・これに併用して、骨の代謝を上げる薬や骨の破壊を防ぐ薬などの投与などが
ありますが、上記の<骨粗鬆症となる原因>を取り除かずに、
これだけでの治療法を行なっても結果が出ることはほとんどありませんのでご注意を!

10.成人脊柱変形(腰椎変性側湾症)


引用:腰痛|症状や原因

『成人脊柱変形』とは、
本来あるべきS字状のカーブが変形して本霊のカーブを失ってしまう状態を言います。

最近はスマホなどの普及により、
急速にこの『成人脊柱変形』になっている人が多くみられます。

普段からの運動不足に伴い、
普段の姿勢の悪さも付け加わったせいだと考えれれます。

《一般的な対処法・治療法》

『成人脊柱変形』の原因は、

  • 背中の筋肉の衰え
  • 骨粗鬆症
  • 姿勢の悪さ
  • 運動不足

が考えられるため、『骨粗鬆症』の時と同様に
これらを取り除くことがいちばんの治療法です。

しかし、一度曲がった背骨を元に戻すにはものすごく大変です。

ですので、こうならないため私生活を送ることをお勧めします。

11.心因性腰痛症


引用:腰痛に負けない体.com

腰痛があるのに明らかな原因を特定できないものを
『非特異的腰痛』と呼ぶますが、
その中でも心の問題が絡んでいるものを
『心因性腰痛症』と言います。

《一般的な対処法・治療法》

・抑うつ状態を訴えつつ、腰痛も持っている人の中には
この『心因性腰痛症』であることも多く、
その場合の治療法は『抗うつ薬』を投与して良くなることもあります。

・しかし、原因がわからないからといって全てが
『心因性腰痛症』に当てはまるものではなく、
病院では少しでも心の弱い人で腰痛を持ち合わせている人を
この『心因性腰痛症』にしてしまいがちですが、
それは違うので、しっかりと病院で自分の症状などを適切に
言いましょう。

まとめ

今回は腰痛の原因となる主な11個の病気・疾患と一般的な対処法・治療法について
話して行きましたが、
もちろん腰痛の原因はこれだけではありません!!

それにこのような腰痛になって治療をするよりも数倍簡単なのが、
そうならないための予防をすることです。

一度なってしまった病気・疾患は再発しやすく、
なんども腰痛に悩まされなくてはいけなくなってしまうので、
そうならないためにも普段から

  • 適度な運動
  • 食生活
  • ストレス
  • 肥満・痩せすぎ
  • アルコール

には気をつけましょう!

次は☑️【『腰痛の原因』となる5つの怖い病気】について話していきます。

参考文献
図解 腰痛を自分で治す 監修:久野木順一

ABOUT ME
院長
ワンダー鍼灸・整骨院・漢方薬店
さいたま市で《唯一》の【鍼灸・整体・漢方薬】の三拍子揃った南浦和の鍼灸整骨院! ・整体...骨の歪みを整える ・鍼灸...即効性のある痛みや痺れの治療 ・漢方薬...身体の中から体質改善!! 3つを組み合わせて東洋医学の力を最大限に発揮します!