⑤『生理不順』の治療
『生理不順・月経困難症』の診断
「生理がこない」
「月経周期が早い・遅い」
「生理前・生理開始時とともに
下腹部痛、腰痛、吐き気、頭痛が出る
このような症状・悩みを抱え、日常生活に支障をきたし
治療を必要とするとき『生理不順・月経困難症』と診断します。
『生理不順・月経困難症』の主な症状
・イライラしやすい
・頭痛、疲労感
・情緒不安定
・気分が塞ぎがち
・動悸、吐き気
・腰痛
・お腹が張る
・手足のむくみ
・乳が痛い・張る
などの症状が生理の前や開始後に
でやすようであれば『生理不順・月経困難症』かもしれません。
『生理不順・月経困難症』の西洋医学的な治療法
西洋医学的には『生理不順・月経困難症』を
根本的に治療することは困難です。
ですので、症状に合わせた対症療法を行います。
『生理不順・月経困難症』は
機能的と器質的なものの二つに別けられます。
機能性生理不順・月経困難症の治療
<機能性生理不順・月経困難症の特徴>
・10代後半〜20代前半に多い
・月経1〜2日目の症状が強い
・妊娠すると症状の改善、消失することが多々ある
機能性生理不順・月経困難症の治療には
NSAIDS(プロスタグランジン合成阻害薬)
ブチルスコポラミン(ブスコバン=平滑筋を緩める作用の低用量ピル)
を処方し治療にあたります。
器質的生理不順・月経困難症の治療
<器質的生理不順・月経困難症の特徴>
・30代以降に好発
・子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症が原因になることが多い
・無排卵性月経でも起こりうる
(無排卵性月経では子宮内膜のプロスタグランジジン生成が低下している)
器質的生理不順・月経困難症の治療には
原因疾患の治療を主に行なってきます。
『生理不順』の治療の具体的な流れ
⑴『生理不順』の原因を突き止める
②・③で得た情報を元に『生理不順』の原因を突き止めていきます。
全女性の40%に月経困難症が現れると言われています。
『生理不順・月経困難症』の様々な症状を引き起こす原因は
黄体ホルモンだと言われています。
さらに下半身が冷えていたり、
心身ともに疲れていれば
より『生理不順・月経困難症』になりやすくなってしまいます。
⑵『生理不順』の原因に従って治療方針を決めていく
⑴の原因によって治療方針を決めていき、
さらに患者さんに合わせた最適な治療法を選んでいきます。
まず、最適な『生理不順』の治療法を提案させていただきます。
⑶実際に治療を行う
『ワンダー鍼灸整骨院・漢方薬店』で
実際に行なっている
『生理不順』に対する主な治療法を紹介します。
1.整体・マッサージ
『ワンダー鍼灸整骨院・漢方薬店』の
『生理不順』に対する整体・マッサージは
疲れた体を癒すために、背中を中心とした
全身のマッサージから始まります。
そして、リラックスできた体に対して
鍼一本一本、お灸一壮一壮の効果を高めた状態で
鍼灸治療を施していきます。
『ワンダー鍼灸整骨院・漢方薬店』では
30年培ってきた経験と知識を元に
中国の『推拿』
日本の『指圧』
アメリカの『マッサージ』を融合したオリジナルのマッサージ・指圧を駆使して
普通では届かない深層の筋肉や筋膜も緩めていきます!そして緩めた後に患者さんの体の状態を診て
歪みを調整していきます。
2.鍼灸治療
『ワンダー鍼灸整骨院・漢方薬店』の
『生理不順』に対する鍼灸治療は
脈やお腹、舌などを見て、
患者さんの全身の状態を的確に判断し、
ツボを選び、少数の鍼を使って患者さん一人一人に合わせた
オーダーメイドの治療していきます。
『生理不順』の鍼灸治療の際に
特に重要なのが下腹部の冷えとシコリ、
冷えがあれば温め、しこりのようなものがあれば
血液循環を良くするような治療の組み立てをしていきます。
さらに精神的に見てみ疲れている方が多いので
自律神経を整えるような治療もしていき、
首肩こりの緊張をほぐしていきます。
3.漢方薬
『ワンダー鍼灸整骨院・漢方薬店』の
『生理不順』に対する漢方薬治療は
・桂枝茯苓丸
(生理前に辛い症状がでたり、痛みが強くなるような場合の生理不順・月経困難症)
・当帰芍薬散
(生理開始時に症状が悪化し、貧血気味で経血量が少ない場合の生理不順・月経困難症)
・五苓散
(頭痛、吐き気が強く、手足や顔がむくみやすい人の生理不順・月経困難症)
・桃核承気湯
(ガッチリしたタイプで肩こりがあって頭痛があるが足は冷えているタイプの生理不順・月経困難症)
※これはあくまで漢方薬を処方するときの
基準で絶対値ではありません。
専門の先生の指示に従って
処方されたもの用法用量を守って飲みましょう!