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腸は第2の脳? 知られざる腸の凄さを解説!

腸は消化や吸収を行う臓器として生き物に生まれた時から備わっている臓器です。

そんな腸はただ食べ物を消化吸収しているだけでなく健康に生きていくためにとても大切な臓器で様々な事に関わっているとされています。

例えば免疫や代謝、体の炎症反応などに関わっていたりその人の性格や行動性、やる気、うつ、不眠などにも深く関わっているとされています。

これは脳腸相関と行って脳と腸は密接に関わっていることを指します。

今回はそんな腸の知られざる働きや凄さを解説していきたい思います。

腸と脳の進化

腸と脳の進化

まず地球の誕生は今から約46億年前、生命の誕生は40億年前とされています。

生命が誕生してから様々な進化を遂げて今の生き物たちが存在していますが動物の進化の中で一番最初にできた臓器は『腸』なのです。

なぜかと言うと植物が光合成をしてエネルギーを得るように進化した中、動物は他の動物を食べてそこからエネルギーを得るように進化したため腸が必要だったからです。

クラゲやイソギンチャクは動物の起源に近いと言われておりそんなクラゲなどは腔腸動物と言いほぼ腸しか無い生き物です。

ミミズなんかも脳も無くほぼ腸の生き物です。

ですがそんなミミズでさえも繁殖をしてしっかり生きています。

腸だけでも生きていける動物がいるように動物は腸から始まっていると言われることもあります。

生命が誕生してからこのような腸しか持たないような状態で進化していき、ようやく5億年前に脳が誕生したとされています。

それまでは腸が持つ神経細胞で色々なことを判断して生きてきたと言うことです。

ちなみに人間もお腹の中の赤ちゃんの状態で一番初めに作られるのは腸と言われています。

腸と脳の関係性

腸と脳の関係性

腸と脳は迷走神経と言う太い神経で結ばれています。

この神経を介して様々なやりとりをしており今までは脳から指令が行き腸が反応していると思われてきました。

ですが最近の研究で迷走神経の約9割は腸から脳の方向に伸びていることがわかり脳ではなく腸が独自で指令を送っていることが判明しました。

つまり良くない食べ物が入ってきた時、脳から下痢にしてくださいと指令が行くのではなく腸が判断して脳に指令を送り下痢を起こしているのです。

また腸は脳だけで無く『心臓』『肝臓』『肺』などとも直接やりとりをしているとされており例えば自律神経を介して肺に信号を送り呼吸をサポートしたり心拍数も同じで指令を送り心拍数を正常に保ったりしています。

肌もその一つで腸内環境が悪いと肌に信号を送り見た目で気づいてもらうようなこともしています。

ですので食生活が荒れてくると肌も荒れてしまうのです。

このように腸は独自のネットワークを持っており脳を介さず指令を送っていることから第2の脳と言われています。

脳内伝達物質の産生

脳内伝達物質の産生

セロトニン ドーパミン ノルアドレナリンの3つを3大伝達物質と言い、他にはβエンドルフィン、メラトニン、アセチルコリン、GABA、オキシトシンなどが脳内伝達物質です。

脳内伝達物質の働きは様々で特に3大伝達物質の働きは重要です。

セロトニン:幸せホルモン、幸福感、安心感

ドーパミン:やる気ホルモン、ワクワクする感情、やる気、集中力

ノルアドレナリン:戦闘ホルモン、興奮、覚醒、注意力アップ

このような作用があるとされており人間が健康に過ごすには必要不可欠な物質です。

脳内伝達物質は今までは脳内で賛成されていると考えられてきましたが実はこれらも腸が元になる物質を産生しているのです。

正確には腸でタンパク質やビタミンを使って前駆体を産生しそれを元に作られています。

ですので腸の環境が悪いと怒りやすかったり、うつ気味になったりしてしまうとされています。

腸を意識した食事の大切さ

腸を意識した食事の大切さ

最後に腸を意識した食事の大切さを説明したいと思います。

食事は栄養バランスを考えてしっかり偏らずに食べることが大切ですが中々それが難しかったりします。

その原因となっているのが多くの方が『脳で食事をしている』からです。

どう言うことかと言うと体に良くないと思っているけど、ついつい食べてしまうなんて経験があると思います。

それこそが脳で食事をしている状態です。

脳は報酬系を満たしたいと思う働きが強く過去に経験した、これ美味しいと言う感情や甘いものを食べると幸せになる、高カロリーや大食いなどをすると満腹になり満足するなどの経験からそれらを自然に求めます。

その誘惑が強く何度も繰り返していると腸のことはあまり考えていないので腸内環境が荒れてしまったりします。

一方腸は純粋で体に良いものは問題なく吸収するし悪いものに対しては下痢などの反応を出し拒絶します。

これが脳で食事をしているか腸で食事をしているかの違いです。

腸で食事をしていると良いものを摂取していれば便秘や肥満、肌荒れは起こりにくいし免疫も上がり体調をあまり崩すことはありません。

悪いものを摂取すれば逆に肌が荒れたり便秘になったり脳内伝達物質が作られずにやる気が出なかったりイライラしやすくなってしまいます。

今まで自分がしてきた食事で体の調子が悪くなったりするような食事は避け腸が拒絶せず、すんなり受け入れてくれるような食事をしていると自然と免疫も上がり健康に過ごすことができると思います。

一般的に摂取しやすくて腸に良いとされている食材には

『発酵食品』『きのこ類』『食物繊維』『オリーブオイル』『ニンニク』などがありますので日々の食事にプラスしてみましょう。

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まとめ

今回はあまり知られていない腸の凄さや重要性を紹介しました。

腸は生物が地球上に誕生してから生物が脳よりも先に獲得した内臓で腸のみで生きている生物もいるほど重要な器官です。

腸は脳や心臓などと独自のネットワークで繋がっており体が不調にならないようサポートしています。

また脳内伝達物質の前駆体を作り出す場でもあり腸を元気に保てば健康に過ごせるだけでなく意欲の向上、幸せホルモンの増加など様々な良い事あがあります。

現代の日本では誰もが簡単に食事をすることができ、食べたいものを選ぶこともできます。

それはとても良いことですが腸の事を考え腸を元気に保つような食事を心がけけるとちょっとした不調や疾患に罹りにくい丈夫な体を作ることができます。

 

 

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院長
ワンダー鍼灸・整骨院・漢方薬店
さいたま市で《唯一》の【鍼灸・整体・漢方薬】の三拍子揃った南浦和の鍼灸整骨院! ・整体...骨の歪みを整える ・鍼灸...即効性のある痛みや痺れの治療 ・漢方薬...身体の中から体質改善!! 3つを組み合わせて東洋医学の力を最大限に発揮します!