自律神経失調症

『自律神経』はどこがコントロールしているの?オススメの改善法5選

『自律神経』をコントロールしているのはやはり

自律神経は、その人の意思とは関係なしに、
体の内部外部環境に応じて各器官に働きかけることは知っている人も多いと思います。

ですが、その『自律神経』も何も関係なしに勝手に動いているということではなく、
それをコントロールしている臓器があるのです。

それが『脳』なのです。

『脳』の構造と機能

脳は、機能と働きによって分かれています。

主に大脳皮質・大脳辺縁系・大脳基底核・視床・視床下部・間脳・小脳・脳幹8つに大別できます。

大脳皮質は、
人間の高度な精神活動を司る部分でここを使って考えたり、
感動したり、記憶したりしていると言われています。

大脳辺縁系は、
動物の本能的な欲求や喜怒哀楽などを司っている部分で、
食欲や性欲、睡眠欲などがこれに当たります。

そして『自律神経』『ホルモン』などを司っているのが、
『視床下部』と言われる部分で、大脳辺縁系からの影響を強く受けていると言われています。

『視床下部』の働きと『自律神経』への伝わり方

例えば、外部刺激であるストレスが生じると、
大脳辺縁系が『視床下部』にその情報を流し、
『自律神経』に指令を出し、各器官に適切な反応をさせるようにさせます。

具体的に話を進めていくと、
今にも壊れそうな吊橋を渡ろうとするとき、
大脳辺縁系に生じた「恐怖」という感情が視床下部に伝えられ、
それ受けた視床下部は『自律神経』に指令を出し、
『交感神経』を興奮させます。

すると、心臓はドキドキし始め、血管は収縮し、変なところに汗をかき始め、
手に汗握る状況を自ら作っているのです。

これが恋愛でよく言われる『吊り橋効果』のことなのです。

脳は、「恐怖のドキドキ」「好きな人へのドキドキ」では、
違うように受け取っても心臓がドキドキしたり、手に汗をかいたりするという、
結果が同じなので、そのとき起きた出来事インプットするときに
「好きな人へのドキドキ」勘違いしてしまうのです。

このように『視床下部』は、
司令塔の役割を果たしていて『自律神経』に働きかけ、
生命の維持に一役買っているのです。

『理性』『感情』を抑え込むことの悪い影響

視床下部は欲求や感情を司る大脳辺縁系の影響が強いため、
その影響が『自律神経』まで影響してしまいます。

それは他の動物には真似できない『ヒト』が、進化した故に起きる弊害なのです。

『ヒト』はいつもいつも本能のままに生きていけるわけではありません。

ときにはその欲求や感情を『理性』で抑えこまなくてはいけないことも…

こうした我慢ができることも『大脳皮質』の働きによるものです。

ダイエットのために食べることを我慢したり、
悲しいときや悔しいとき、泣きたいときに我慢するのも
『大脳皮質』の働きによるものなのです。

こう行った制御がたまに働く分には全く問題ないのですが、
毎日のように『理性』ばかりが働いていたり、
常にそうであった場合は、大脳皮質や大脳辺縁系、
視床下部との間のコミュニケーションがうまくいかなくなり、
『自律神経失調症』を引き起こすのです。

『自律神経失調症』になったらしなくてはいけない5つのこと

  1. たまには『本能』を解放する
    今まで話してきたように『理性』で『本能(感情)』を抑え込みすぎると
    『自律神経』は徐々に乱れて生きます。なので、一日に一度、誰もいないところで大声で叫んでみたり、
    好きなものをたくさん食べてみたり、何か自分が没頭できることを見つけて、
    それに時間を割くことをお勧めします。
  2. 週に2回、自由な時間を作る

    週に1度ではなくなぜ、週に2回なのかと言いますと、
    5日も体にストレスを与え続けていて
    週に1回数時間だけ自由な時間を作ってあげていてもそれでは体を持ちません。その週に2回の自由な時間で『本能』を解放させてあげてください。あなたの体は知らないうちに悲鳴をあげていますよ。。。


  3. ストレスはその日のうちに解消!

    ストレスはそのうちに解消するようにしましょう!
    毎日5分でもいいので簡単なストレス解消法などを探してみるといいですね。私は毎日、瞑想とその日の振り返り、TVを見ることはほぼ必ずやっています。

    TVは意外かもしれませんが、
    現実世界と一旦離れるということはものすごくストレス解消になるんです。

    ある研究によるとその日のストレスの70%がTVを15分見るだけで解消されるということです。

    ただ、あくまでその日のストレスの70%なので、
    今まで溜め込んだものは休日などにストレス解消しましょう!

    読書でもその効果を得られるみたいですよ。。

  4. 好きなスポーツを見つける

    その時のストレス解消にオススメのが、『スポーツ』です。全身運動をするスポーツであれば、
    普段使わない筋肉を刺激でき、
    汗を出すことによって汗腺も発達し、必要な汗が出てきます。

    もちろん『自律神経』も刺激します。

    そういったことを行うことによって
    『自律神経』は自分から整い始めるのです。


  5. 毎日の瞑想

    その日のストレスを軽減させる・整理する意味でも『瞑想』は、
    毎日することを推薦しています。私も『瞑想』は毎日やっています。

    『瞑想』と言ったらかっこいいことをしていると感じますが、
    私の場合はただ、『目をつぶって何も考えないように』しているだけです。笑

    毎日瞑想する時間を5分だけ取ってあげるだけでも、
    朝の寝起きが違うのがはっきりとわかります。

まとめ

たまには『本能』を解放する

週に2回、自由な時間を作る

ストレスはその日のうちに解消!

好きなスポーツを見つける

毎日の瞑想

こういったことを毎日続けることによって、
『自律神経』はわざわざ治療しなくとも自然と整ってくるのです。

少しきついことを言いますが、
こういったこともしないで治療ばかりしていても、
よくなるわけがありません。

自覚症状があるのであれば、
しっかりとやって見てください。

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